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悩み求め描くイラストレーター彼女の求める”癒し”の姿とは

“癒されるもの”といえば何が思い浮かびますか?

自然の景色、花、動物、などが代表的かと思うが、例えばシックな雰囲気の喫茶店メニューや可愛い女の子を見て癒される人もいるだろう。

イラストレーターのあらきみさ。水彩やデジタル技法を用いて「癒されるイラスト」をテーマに作品を制作している彼女の答えはどうだろうか。

 彼女は「癒し」とはどういうものかを模索しながら、さまざまなジャンルのイラストを描いている。自然や動物、花などが代表的だが、シックな喫茶店のメニューや可愛らしい女の子など、多様な「癒し」があるだろう、そんな中彼女は悩み、自身の感じる癒しを作品にしようとジャンルを問わず様々なイラストを制作している。昨年は主に喫茶店のメニューを描き、たまにドライフラワーや、最近では女の子やうさぎもモチーフにするようになった。

 描くジャンルが広いため、彼女の作品を見た人々は「この人は何を主に描いているのだろう?」と迷うかもしれない。いずれは彼女もジャンルを絞っていきたいそうだが「自分のジャンルはこれ!と早々に決めてしまうと、自分の本領が発揮できる別のものがあるかもしれないのにそれを見つけることができない。今は画材、ジャンルを問わずいろんなやり方でやってみると良い」と個展を開いた際にその店のデザイナーから言葉をもらい、その言葉を心に刻み、今のスタイルでの制作をしているのだそうだ。

 定期的に個展を開催しているが、その思いから毎度題材を変えているのだそう。あまり大きな方向転換はしないように「癒されるもの」の軸は変えず、ファッション、どうぶつ、喫茶店メニュー、自分自身に焦点を当てるなど、いろんなジャンルの個展を開催してきた。

 最近では8月から9月にかけて開催した”わたしのなか展”で、一面は自分自身に焦点を当てつつ、対になる一面ではうさぎで息抜きになるような空間作りを意識したという。グッズ販売がウサギをモチーフにしたものばかりになったが、それは”癒し”の意識が全面に出ているためなのだそうだ。

 毎度、課題と改善点を検討し次に活かすことでだんだんと彼女自身の表現したいものが見えてきたと語る。そんな中、約4年間続けてきたイラスト制作活動を通じて、「イラストを毎日見てるよ」「グッズを職場で使っていたら褒められた!」という声をもらえることが増えたという。今後も彼女は様々な意見を取り入れ、自身も楽しみながらより良い作品を作っていきたいと今後の活動への意欲をあらわにした。

 彼女の夢は、大規模な商業施設でポップアップストアを開催することだそうだ。池袋PARCOでの個展の開催の経験もあるがその時は立候補の末に掴んだ機会だったらしく、活動の先に企業から声がかかるようなイラストレーター像を描いているのだという。ぜひ我々も「この人のこと、まだ有名じゃない時から知ってるんだよ」とそんな自慢ができるようになりたいものである。

 今後の個展やイベントの告知はInstagram(@ aski.33)で行っており、過去の展示会で販売したグッズはBOOTHで購入することができる。

あらきみさ

生年月日: 1998年11月6日
職業: イラストレーター、モデル 新卒から約3年間手術室看護師として総合病院勤務。

自身の経験をもとに、”癒し”をテーマに作品を制作している。
2021年 三越名古屋栄、三越星ヶ丘にてライブペイント、グッズ販売 2022年から毎年Woodchuck(押上)にて個展開催
その他グループ展出展多数

Instagram:https://www.instagram.com/aski.33/

BOOTH:https://ginntooso-rafu.booth.pm/

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