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【クリエイターって実績はどう取れば】クライアントが重視する理由と実績の取り方まで解説

クリエイターとして活動をしていたら、なにか一つでも実績を手に入れたいですよね。
でもどうやったら実績って作れるの?
そもそも「クリエイターには実績が必須!」なんて言われているけど、それって本当なの?

今回は自身もアニメクリエイターとして活動し、NHK Eテレのアニメーション案件も制作しているライターがそんな疑問を解決しながら、実績の取り方や実践的な方法までお話します!

クリエイターに実績は必要?

結論から言いますと、実績は必須と言っていいでしょう。

もちろん誰にでも絶対に当てはまるというわけではありませんし、クリエイターさんも十人十色、様々なスタンスで活動していると思います。
そのなかで”趣味でやっている”方の場合実績は必要ないかと思います。
しかし、すこしでも仕事としてやっていきたい、将来的にはクリエイターとして世の中に活動の範囲を広げたいという方の場合は、実績は遅かれ早かれ必要となってくるはずです。

その理由の大きなものとして、仕事相手(クライアント)は実績を見てクリエイターを判断することが多いからというのが挙げられます。
クリエイターとしてのお仕事をゲットするときは、必ず事前にクライアントと商談や打ち合わせを行います。そのときクライアントは、クリエイターのあなたに仕事を頼んでも大丈夫かを判断しています。そのときにクライアントは大きく2つのポイントを重視するんです。

クライアントが重視している2つのポイント

  • 作品(ポートフォリオ)
  • 実績

作品はもちろん、クリエイターの武器です。自分がどんなものを作れるのか、どんなクリエイティブスキルを持っているのかを最もストレートに伝え、他との差別化をする最重要ポイントです。そしてもう一つのポイントの実績で、クライアントはあなたの「信頼度」を見ます。
資格がある職業と違い、クリエイターは自分の作品と実績で勝負するしかありません。クライアント側も同時に、あなたを客観的に判断する材料の資格がないため、その代わりに実績を見るしかないのです。

作品さえ良ければ、実績はなくても魅力に感じてもらえるんじゃないの?

そう感じる方も少なくないと思います。クリエイターとしての理想はやっぱり「作品だけで語らせろ!」と言いたいところなんですが、クライアント社会はそう甘くはないのが正直なところです…

では実際、どんな実績があればよいのでしょうか。

実績とは、具体的には「企業(または個人でも)から業務としてクリエイティブを依頼されて作品を制作した事実」といったものにあたります。ですので基本的にはどんな規模や内容であれ依託された業務として制作すれば実績にはなります。

実績は多くあるに越したことはないのですが、どんなものでも良いと言わけではないのも実情です。前述もした通り、お仕事を頼むことを検討している企業は実績を見てあなたの信頼度を図ります。そのため有名な企業有名人老舗サービスなどの実績を持っていると強力な武器になるといえます。実績を見る企業からすると「こんな大きな会社と仕事できているのであれば安心して任せられる」「これだけ大規模な相手に信頼されているなら大丈夫だ」という印象を抱いてくれるわけです。
ですので目標としては、有名なクライアントとの実績を獲得するのがベストといえるでしょう。

また、実績は獲得すればそこからさらにステップアップしていけるもので、最初は小さな実績から、それを足掛かりに段々と大きな実績を得てクリエイターとしての信頼度をどんどん上げていくことにつながります。ですから最初の行動は、「小さくても良いから実績を取り続ける」ということだと思います。

実績はどうやって獲得するか

それではそんな実績を得たいわけですが、獲得の仕方がわからない、なかなか獲得できないという方も多いでしょう。
実際、最初は実績を得るのに苦労するクリエイターが多いのも現実です。ただ、作品の質をしっかりと高めたうえで適切かつ積極的に活動をしていれば、着実に実績を得ていくことができるはずです。

まだ後ろ盾がない状態で実績を得るには、次の方法が近道だといえるでしょう。

  • 知り合いづてで仕事を得て実績にする
  • クラウドソーシングで仕事を得る
  • コンペに応募する

まず、おそらくフリーランスの誰もが初めの一歩として行うであろう行動が、知り合いづてで仕事を得ることです。いきなり関係性のない企業が実績のない人を信頼するのは難しいですが、あなたの知り合いや友人であれば、お互いが柔軟に対応することができ仕事を得やすいケースと言えます。金額は高くないかもしれませんが、実績にさせてほしいという相談にも応じてくれる場合が多く、後の足掛かりにすることができます。

また、近年はクラウドソーシング需要も高まり、クラウドソーシング上にもクリエイティブの案件があふれています。ここを使えば実績が少なくても比較的案件の獲得がしやすい傾向があります。ただ、クラウドソーシングは他のライバルが非常に多かったり、獲得できても弱い実績や実績公開不可の場合も多いというデメリットもあります。

また、コンペに応募するという手もあります。コンペは大企業や有名な団体が開催していることも多く、入賞できればかなり大きな実績になるというメリットがあります。内容も作品のクリエイティブ性や個性を重視していることも多く、自分のクリエイターとしての地位を一気に高めることもできます。ただし、入賞をしないと確実な実績にはならないという点と、業務外で作品作りに注力する必要があり生活とのバランスをとるのが難しいというデメリットもあります。

筆者はどう実績を獲得していたか

さて、今はNHK Eテレの番組アニメーションも制作している筆者ですが、クリエイター活動当初は知り合いづてのスタートでした。とはいってもたまたま知り合いが大きな会社の案件をくれたり、有名実績をくれる人だったわけではありません。町のちいさなお店だったり、地域行政やイベントなどが多く、コツコツと小さいけれども確実な質の作品を残して実績を残してきました。
他にもクラウドソーシングも併用していますし、オリジナル作品を映画祭に応募して多数受賞をしたという実績獲得も行い、あらゆる方法を並行して実践していたわけです。

もちろんこれが一番の正解とは言えませんが、なにせ答えのないクリエイティブという分野。ひとつのヒントにしてみてもよいのではないでしょうか。

案件以外にも実績を得る方法

上記で紹介した案件での実績以外にも、実績というものを得る方法がいくつかあります。

  • 出展・出店実績
  • 掲載実績

まず、出展・出店実績です。これは自分の作品やキャラクターをグッズ化、商品化して販売した実績です。例えば、「ショッピングモールでグッズを出品した」「自分のPOP UPショップを出店した」「展覧会に作品を出展した」などは立派な実績になるといえます。ただしこれは自分の商品やキャラクターを売っていきたい、アーティストとしての活動をしたいというクリエイターに向いているもので案件実績につながりやすいとは言い切れない部分もありますし、商品化や出展料などのコストもかかるため、自分の活動方針に合わせて検討すると良いでしょう。

次に、掲載実績についてです。これはクリエイターとしてメディアで紹介されたり、取材されたりした実績になります。例えば「TV番組で紹介された」「自分の活動がメディアに掲載された」などです。これはクリエイターなら誰でも有効活用できる実績になります。メディア等に掲載されたという事実があればそれだけ注目されている、しっかり活動しているという印象がつくのです。また、「メディアに露出している人だし下手なことはできないだろう」という理論で信頼感が出るという側面もあります。

そして、クライアントは依頼しようと思っているクリエイターのことを事前にネットで調べる傾向もあります。みなさんも初めて知った会社や人などは一度検索するのではないでしょうか。そのときに個人のSNSだけが出てくるようだと「うーん大丈夫かな」と思い、しっかりした公式サイトやニュース記事が上がっていると「公式感」を感じませんか?
クライアントも同じで、検索結果にその人の掲載記事が出てくると、「お、こんなにちゃんと注目されているんだ」と感じてくれる可能性が高いといえるのです。

TV取材などはなかなか難しいとしても、WEBメディア掲載の実績はぜひとも手に入れておきたいところですね。
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実績獲得で悩んでいるクリエイターさんはぜひ試してみてはいかがでしょうか。

まとめ

クリエイターが実績を得るのは決して楽な道ではないと思います。しかし、コツコツと誠実に仕事とクリエイティブに向き合っていればおのずと結果がついてくるものでしょう。
また、実績の種類や獲得方法も様々あるため、いろんな手段を試してアプローチしていくのも近道になるのではないでしょうか。

あなたのクリエイター活動が今よりもっと広がっていくと良いですね。

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